結論から言うと、「終わってないし、今後も続く」と思う。
ただ、サイン予想の面白さを知ってる世代が減っていくので、
それに伴って尻つぼみになっていくんじゃないかと想像しています。

それとカリスマ的なサイン予想家がいないのも痛いと思う。
たぶん、これが一番致命的なんじゃないかな?
昭和のアナログオカルト予想ブームの時は火付け役がいて、
ブームを牽引する役を担って、ブームに拍車をかけた。
それに便乗しようと出版社をはじめ、スポーツ紙なんかでも取り上げて、
結果として多くのサイン予想家が誕生し、大いに盛り上がった。
でも当たらないことが知れ渡ると、あっさりとブームは去ってしまった。
サイン予想って、ゲーム性があって予想すること自体は楽しいんだけど、
絶望的に当たらない。当たらないから新しいカリスマ予想家が誕生しない。
誕生しないから廃れていく・・・以下ループw

パソコン、インターネット、そして時代はタブレットやスマホに。
ネットで簡単に噂が広まる現代では昭和のようなアナログ手法は通用しない。
昨日も言ったように、出版物ならレース結果に合わせて
都合のいいようにサインらしきものを集めて出版することができた。
でもネットが発達した現代だと、そんな手口は簡単に見破られてしまう。
じゃあ、コンピ指数の流行はどんな感じだったんだろう?

詐欺まがい商法の代表格といえば『ダイエット・英会話・金儲け』の3つ。
「簡単に痩せられます!」とか「簡単にペラペラになれます!」とか、
「簡単に儲かります!」の簡単に〇〇の3大詐欺まがい商法。
「好きなものをお腹いっぱい食べながら無理なく痩せられる方法教えます」
「寝ながら単語を記憶できる」「聞き流すだけでペラペラになれます」
「FXで、株で、先物取引で、土地で、和牛で、ギャンブルで大儲け」
あっ!和牛投資の詐欺会社は潰れたんだっけ?ww
僕はコンピ指数からもこれらの商法に近いものを感じるのよね。

「40から90までの数字とレース結果の相関関係を見つけ出せば競馬で勝てる!」
そんな感じが受けて、サインや出目を知らない世代にも流行ったのがコンピ指数。
でも、コンピ指数で勝てた人は1人もいないんじゃないかな?
あえて儲けた人を挙げるなら、関連書籍を執筆した馬券本作家さんぐらいかとw
あれだけの数の必勝本が刊行されたんだもん、印税で儲けたんじゃないかな?
予想法としてでなく、競馬ビジネスとして成功を収めたコンピ指数。
今でもテクニカルとかやってるけど、さすがにもうその手は通用しないでしょw

ちょっと脱線しちゃったけど、サイン予想はジリ貧で風前の灯火だと思う。
ゲームとしての面白さや楽しさといった魅力は全く否定する気はないけど、
予想法としての有用性は・・・予想結果を見る限り絶望的だと感じる。
「オマエが下手なだけでプロのサイン馬券師はちゃんと稼いでる!」
とか言われちゃうのかもしれないけど、そんな話は正直“眉唾”だと思う。
でももしサイン予想で勝ち続けている馬券師さんが本当に存在するのなら、
昭和の時のようにまたカリスマサイン予想家が誕生して、
令和のサイン予想ブームが巻き起こるかもしれないね!
でもそれって「公正」を謳っているJRAにとっては迷惑な存在だよねw
だってさあ、サインを出して八百長競馬をやってるなんて世界中に知れ渡ったら、
競馬の国際交流レースとか外国人騎手招待なんてなくなっちゃうでしょ?
そう考えたら「サインはある」って考え方はかなり無理があるんだよねw

まあ、そんな細かいことはひとまず置いといて、
今は結論を出さずに新星の誕生を待つことにしましょう!